映画の“空白期間”にもIPとファンをつなぐ常設拠点 東宝が「ゴジラ・ストア」に託す役割とは

公開日:2026年6月30日

  • 岩垂史兼氏(東宝)

1954年の第1作公開から70年以上にわたり、世界中で愛されてきた「ゴジラ」。日本屈指のIPである一方、映画を起点とするキャラクターであるがゆえに、公開のない期間にファンとの接点が途切れやすいという課題もあった。その接点を日常の中につくる場として、2017年に誕生したのが公式ショップ「ゴジラ・ストア」だ。同社の「IP・アニメ事業」が好調な今、このリアル店舗は、東宝にとってどのような役割を果たすのか。多店舗展開や海外展開の構想など、「ゴジラ・ストア」の店づくりのこだわりを聞いた。

東宝は近年、「IP・アニメ事業」を成長領域に位置づけ、自社IPへの投資を強めている。2026年2月期通期決算でも同事業は売上高752億円を記録。そうした中で、東宝オリジナルIP「ゴジラ」の公式ショップ「ゴジラ・ストア」も、単なるグッズ販売の場を超えた役割を担い始めている。

前提として、ゴジラは映画作品から生まれたキャラクター。1954年に第1作を公開し、現時点で国内実写作品は30作にのぼる。2004年までに28作品が公開されたものの、その後20年以上は『シン・ゴジラ』を含む、2作品しか公開されていない。ゴジラとファンとの接点は、映画公開前後のタイミングに限られることも多く、この“接点”が実店舗の「ゴジラ・ストア」を出店するきっかけとなっている。

ゴジラ・ストア Shibuya

渋谷PARCO6階に構える「ゴジラ・ストアShibuya」。インバウンド客が多い特徴がある。
TM & © TOHO

ゴジラ・ストア Tokyo

2017年、新宿マルイアネックス1階にオープン。東宝が公式で運営する世界初のゴジラグッズ専門ショップ。
TM & © TOHO

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