購買データを“人の気持ち”で読み解く 日清食品が挑む、購買起点のブランド価値創造

公開日:2025年12月02日

  • 山岸千玲氏(日清食品)

2024年、日清食品は「ショッパーマーケティング課」を新設した。ショッパーマーケティングを担当する部署はもともと営業本部に位置付けられていたが、2024年の新設にともなって、マーケティング部付に再編している。同課が担うのは、日清食品のブランド力を売場でも表現すること。そして、ブランドマーケティングと営業部門をつなぐハブになることだ。そのミッションを実現するために、必要な意識を同課マネージャー山岸千玲氏に聞いた。

日清食品ブランドの世界観を売場でも表現する役割

2024年に新設された日清食品ショッパーマーケティング課。マネージャーを務める山岸千玲氏によると、ショッパーマーケティング課の役割は「購買までの“ラストワンマイル”を担う部署」だという。購買データやショッパーインサイトの理解を起点に、日清食品が展開するブランドの世界観を「売場」を通して最適な形で伝えていくことがミッションだ。

「日清食品は数多くのロングセラーブランドを持つ会社です。ブランドは企業の競争力そのものだと捉えています。ブランドコミュニケーションは日清食品らしさを形づくる重要な要素です。この強みを売場でも発揮し、ブランドの世界観をショッパーに的確に伝えるため、マーケティング部門に体制をシフトしました」(山岸氏)。

同課がマーケティング部に移り、「ショッパーマーケティング」の観点で横串を通す機能を担ったことで、「売場」を起点にしてブランドコミュニケーションを行う意味を同じテーブルで議論できるようになってきたという。

また、同課は過去に営業本部に位置付けられてい...

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