惹かれる相手と、続く相手は違う 恋愛学に学ぶ、選ばれるブランドの条件

公開日:2026年5月01日

  • 森川友義氏(早稲田大学)

人は、何をきっかけに相手を好きになり、どんな条件がそろうと関係を続けたくなるのか。恋愛の研究をひもとくと、そこには第一印象、接触の反復、一貫性、安心感といった要素が見えてくる。そしてその構造は、ブランドが生活者に選ばれ、選ばれ続けるプロセスにも通じていた。

恋愛の入り口は「視覚」が重要? 人が恋に落ちる五感のプロセス

人は人をどのように好きになるのか。本記事では、人が恋に落ちる過程や恋愛/パートナーシップの観点から、生活者に好かれ、選ばれ続けるブランドを考える。

恋愛学の提唱者として、早稲田大学で教鞭をとってきた森川友義氏によると、人が相手を好きになるきっかけは、一つの要因で決まるものではないと話す。恋愛やパートナーシップの研究では、人が恋に落ちるまでの過程ではいつでも「五感のプロセス」を踏んでいるという。

「五感のプロセス」では、恋に落ちるまでの過程が、①視覚➡ ②聴覚➡ ③嗅覚➡ ④触覚➡ ⑤味覚の順番で、表される。つまり、表情、姿勢、身だしなみなどの“見た目”を入り口にして、声の高さ、話す速さ、距離感、匂い、手をつなぐ、ハグ、キスなど、五感にまつわる関門をくぐり抜けた先で、人は恋をする(図1)。

図1 人が恋に落ちる「五感のプロセス」...

この先の内容は...

販促会議』 定期購読者限定です

ログインすると、定期購読しているメディアの

すべての記事が読み放題となります。

購読

1誌

あたり 約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア