約50年にわたり、多くの子どもたちに親しまれてきたダイキャストミニカー「マジョレット」が、時代の変化とともに、大人が趣味やコレクションとして楽しむ存在へと広がり始めている。こうした市場環境の変化を捉え、カバヤ食品は2026年3月、「マジョレット」を軸とした玩具市場への本格参入を発表した。同社が挑むのは、これまで菓子売り場を中心に展開してきたブランドを、玩具単体の商品として新たな市場へ広げていくことだ。
1946年に創業したカバヤ食品。「セボンスター」や「ほねほねザウルス」など、玩具菓子市場でも数々の人気ブランドを育ててきた。なかでも、フランス生まれのダイキャストミニカーである「マジョレット」は、1978年に日本での独占販売権を取得し、同年から販売を開始。以来、玩具付きのお菓子として展開し、ファンに愛されてきた。
しかし、長い歴史を持つ「マジョレット」だからこそ、時代の変化に合わせた新たな可能性も見えてきた。それが、子ども向け玩具の枠を超え、大人が自分のために選ぶ「コレクションブランド」としての可能性だ。
近年は、大人が自らの趣味や嗜好のために玩具を購入するキダルト消費が広がっている。実車の再現度が高い造形や、集める楽しさを持つ「マジョレット」にとって、こうした市場の変化は新たな顧客と出会う機会でもある。
そんななか2026年、同社はこれまで玩具付きの菓子製品として、菓子売り場を中心に展開してきた「マジョレット」を、お菓...


