訪日観光客からの関心が非常に高い日本の医薬品。その中でも大正製薬は、2014年ごろから中国のネット上で話題になった「神薬」リストに、複数商品がランクインしている人気メーカーだ。同社が行うインバウンド対策について、大正製薬 ブランドマネジメント部 才上雄太氏に話を聞いた。
訪日観光客からの人気のあまり、店頭から姿を消すこともあった日本の医薬品。日本旅行のお土産としては定番だ。
インバウンド需要に備えて、日本の医薬品メーカーは、どのような対策を行っているのだろうか。総合感冒薬「パブロン」や胃腸薬「大正漢方胃腸薬」など、訪日観光客から特に人気を集める医薬品を展開している大正製薬に話を聞いた。
成田空港の屋外広告
成田空港に掲出した広告。大正製薬といえば鷲マークと、インバウンド人気が高い商品を軸にしたビジュアルで訴求。そのほか、新千歳空港や成田空港では、訪日観光客の方向けの商品サンプリングも実施した。
日本医薬品としての信頼をプロモーションにつなげる
同社 ブランドマネジメント部の才上雄太氏は「扱う商材が医薬品ということもあり...


