2025年9月9日、良品計画はスマートフォンアプリ「MUJI アプリ」と新会員プログラム「MUJI GOOD PROGRAM」を同時にリニューアルした。アプリのリニューアルでは「ちょうどいい、に出会う。あなたの暮らしのパートナー。」をコンセプトに掲げ、ポイントを買い物だけでなく社会貢献にも活用できる仕組みを導入。本記事では、リニューアルプロジェクトを推進した良品計画の水野寛氏、大塚健史氏にその狙いを聞いた。
無印良品のアプリ「MUJI passport」が初めてリリースされたのは2013年。以来10年以上を経て、年間アクティブユーザー数は1500万人を超え、購買・情報発信の両面で同社の顧客接点の中核を担ってきた。しかし、成長の裏側では「デジタルを通じて会社の理念をどう体現するか」という新たな課題が浮かび上がっていたという。同社の水野氏は次のように語る。
「アプリの利用規模が拡大する一方で、単なる購買ツールにとどまっていては、良品計画の理念を十分に伝えられないのではと思っていました。“人と自然とものの望ましい関係”という考え方を、デジタル体験の中でもどう実現するかを見直す時期に来ていました」(水野氏)。
同社の企業理念は2021年9月の「第二創業」開始時に再定義されている。「人と自然とモノの望ましい関係」や「心豊か...
