旅ナカで得た声を旅マエ・旅アト施策へ 数ある家電量販店の中から選ばれる存在になるために

公開日:2025年10月31日

  • 浅生佳壽彦氏(エディオン)

昔から、「家電」は訪日観光客の人気が高いカテゴリだ。インバウンド需要を捉え、エディオンは関西国際空港エアロプラザ2階にて、ポップアップストアをオープンした。なぜポップアップストアをオープンしたのか、家電量販店としてインバウンド需要へどのような対策をとっているのかを、同社 インバウンド営業部 部長の浅生佳壽彦氏に聞いた。

コロナ前から、訪日観光客が日本に来たら買う商品として知られてきた「家電」。便利で快適で使いやすいと信頼が高く、日本製の家電を使いたいと、日本旅行の行きたい場所として家電量販店を挙げる人が多いのだという。

10年前と比べて売れる家電が変化

そんな中、大阪に本社を持つ家電量販店であるエディオンが8月、関西国際空港にポップアップストア「エディオン関西空港エアロプラザ店」をオープン。12月初旬までの期間で、訪日観光客との接点強化とエディオンブランドの認知拡大を図る。

同社インバウンド営業部部長の浅生佳壽彦氏は、近年のインバウンド需要において「売れる家電が変わってきた」と話す。

「インバウンド需要において、日本の家電は、以前は人気のカテ...

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インバウンド消費は復調し、訪日客の購買行動は旅行前・旅行中・旅行後の3フェーズでつながっています。そして2025年は、訪日客数が4000万人に達するとの予測も出ており、ますます“巨大マーケット” を攻略する必要性は大きくなっているのではないでしょうか。メーカーや小売、サービス業にとっては、単なる「一度きりの購入」ではなく、来日前からの期待づくり、滞在中の購買・体験設計、帰国後のファン化やリピートに至るまで、一貫した接点づくりが求められるようになりました。本特集では、企業・ブランドがどのように訪日客に向けてブランドを発信し、売上やリピートにつなげればよいのか、旅マエ・旅ナカ・旅アトの各フェーズで成功事例をもとにヒントを探ります。

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