「サステナブル」はモノを買う理由になるのか? α世代―買い物基準のリアル

公開日:2025年10月31日

    「サステナビリティ」や「エシカル消費」は、いまや企業の販促やマーケティングに欠かせないキーワードとなっている。しかし、α世代にとってそれは本当に“モノを買う理由”になっているのだろうか。今回の座談会では、若年層を代表するインフルエンサーのもか氏、超十代・代表取締役社長の平藤氏、行動経済学を専門とする明治大学の後藤准教授、そして販促支援を行うスコープの市川氏・池田氏が議論を交わした。見えてきたのは、「環境配慮は特別な理由ではなく、むしろ“やって当たり前”と考えられている」という現実だ。

    編集協力:スコープ

    もか氏

    代表取締役社長/
    総合プロデューサー
    平藤真治氏

    情報コミュニケーション学部
    准教授
    後藤 晶氏

    クリエイティブ事業部
    プロモーションデザインDPT/クリエイティブディレクター
    市川真由美氏

    B2C事業部
    munit統括マネージャー
    池田 望氏

    サステナビリティはモノを買う理由にならない?

    ─テーマは「本当にα世代はサステナビリティを理由にモノを買うのか?」です。マーケティング・販促領域では、“新常識”となりつつありますが、皆さんはどう考えていますか。

    市川:スコープのクライアントからは“サステナビリティで若年層にアプローチしたい”という相談をよくいただきます。ただ、実際の現場では、サステナビリティだけではまだ購買に直結しづらいと感じます。

    後藤:サステナビリティ文脈の...

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