コロナビールをはじめ、バドワイザー、ヒューガルデンなど様々なビールを取り扱うAB InBev Japan。同社が春の東京に設置した「プラント・ビルボード」は、ありふれた日常の中で自然との再接続を促す広告だった。アースデイに先駆けて実施されたこのOOH施策の狙いについて、同社のKatie Kim氏に話を聞いた。
2025年4月、コロナビールはOOHキャンペーン「Nothing Beats the Sun ‒ 太陽の力」を日本で展開した。この企画は、春の始まりとともに人々の心を屋外へ誘うという、同ブランドらしいアプローチとなった。
キャンペーンの核に据えたテーマは「自然との繋がりの再認識」。都市のコンクリートの隙間から生える小さな植物を見つけ、それを広告に変えるという発想は、「太陽や日差しをきっかけに自然とつながる」という同ブランドのパーパスそのものだと、担当するKatie Kim氏は語る。
「コロナビールは常に自然とともにあり、太陽がその中心にあります。そこで今回、春の暖かく力強い日差しの中で、太陽の力によって芽吹く命に着目しました」(Kim氏)。
そこで生まれたのが、「道端に生える雑草を広告にできないか」とい...

