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商品を必要としている人にきちんと届けるために販売場所に合わせた工夫で「買いたい」をつくる

公開日:2025年5月30日

  • 江戸一彦氏(赤ちゃん本舗)

赤ちゃん本舗は、2023年2月に初めてマタニティ&ベビー・キッズ用品を購入できる自動販売機を、大阪・千船病院に設置。新たな販売チャネルの開発によるカスタマーエクスペリエンスを目的に、現在では病院やショッピングセンターなどに、計5台の自動販売機が置かれている。なぜ同社は売り方に新たな選択肢を設けたのか。その経緯と成果について同社チャネル開発部マネージャーの江戸一彦氏に聞いた。

マタニティ&ベビー・キッズ用品を販売し、子育て総合支援企業を目指す赤ちゃん本舗は、2023年2月、大阪の急性期総合病院・千船病院に「アカチャンホンポ」の自動販売機を設置した。そして2024年11月には、埼玉・菅原病院のキッズルーム、12月にはイムス富士見総合病院、ショッピングセンターには高槻阪急スクエアとエミテラス所沢のベビー休憩室に設置している。

菅原病院に設置した自動販売機(左)。エミテラス所沢にある自動販売機(右)。病院と商業施設で品揃えを変えてい...

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販促・再設計2025

生活者を取り巻く社会の状況に合わせて、消費者の価値観、購買行動も変化しています。かつて定番だった販促の手法や方程式が、今の生活者には届きにくくなり、「売り方の再設計」が求められているといえるのではないでしょうか。さらに近年は、小売業界における統合・再編の動きも加速。店舗の役割や売り場の構造、商談のあり方にも変化が生まれ、これまで通用していた販促提案や設計が、そのままでは機能しづらくなっている現場も少なくないとも聞きます。こうした状況の中では、商品開発や売り場提案の見直しとともに、販促の訴求ポイント、メッセージ設計、媒体の選び方をアップデートする必要があります。従来のテンプレ提案が通用しにくくなり、提案の切り口・成果の捉え方・プロセス設計そのものを見直すことが重要になってきているのです。この特集では、売り方の実務現場に焦点を当て、何を見直し、どう変えればよいのかをひも解きます。生活者の変化や小売の構造変化に向き合い、「販促を再設計」するためのヒントを探ります。