販促コンペ発の企画「語る値札」が実現 ブランドを動かした異分野クリエイターの熱量

公開日:2025年4月28日

住友ゴム工業は3月26日、同社が展開するブランド「DUNLOP REFINED」のポップアップイベントを開始した。場所は大丸東京店。このイベント内で実施された企画に、「語る値札」という新たな販促施策がある。実はこの「語る値札」、マーケティング上の効果を見込める斬新なアイデアを審査・表彰する「販促コンペ」に応募された企画を実現する形で実施されたものだ。企画実現までの道のりを、制作者と協賛企業とともに振り返る。

住友ゴム工業
ライセンスビジネス部長
小村幸子氏

博報堂
法務室
西本凌也氏

Hakuhodo DY ONE
プランナー
石田真布氏

グラフィックデザイナー
紫川詩織氏

今回のポップアップイベントで実施された「語る値札」とは、「DUNLOダンロップP REFINEリファインドD」商品の本質的な価値を生活者に直接伝えることを目的とした値札。普段売り場だけでは伝えられない商品の魅力や込められている想いを値札に綴ることで、販促につなげるという企画だ。第16回「販促コンペ」にて応募された同企画は、商品の機能性を伝えるユニークなアイデアが評価され、実現した。住友ゴム工業の小村幸子氏によると、「語る値札」は、同ブランドが抱えている課題を解決するきっかけになりそうだと感じたと話す。その課題とは、「ブランド・商品の価値を生活者に正しく伝えきれていない」というものだ。...

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