ファミリーマート、値引きシールを「涙目シール」に
顧客の感情に訴えかけて値引き品への抵抗感を克服

ファミリーマートは、消費期限が近いおむすびや弁当などの中食商品に貼る値下げシールを、おむすびのキャラクターが涙目で助けを求めるイラスト付きの「涙目シール」に変更した。2025年3月11日に東海地方の店舗から順次導入を開始し、4月末までに全国展開する。

イラストデザインは、消費者モニターの評価を基に、複数の候補の中から選定。「たすけてください」というメッセージによって消費期限で捨てられてしまう食材の気持ちを表現することで、顧客の感情へ訴えかけて食品ロスに歯止めをかける狙いがある。実証実験で涙目シールを導入した店舗では、導入前と比べておむすび約5個分の販売増が確認されているという。

トライアルが西友を完全子会社化
統合により1兆円超えの小売グループが誕生

ディスカウントストア「TRIAL」を全国展開するトライアルホールディングスは2025年3月5日、スーパーマーケットチェーンの西友を完全子会社化すると発表。両社の統合により、連結売上高1兆円超の小売グループが誕生する...