ただ「売る」だけの時代は終わり? 環境に配慮した販促「次世代のセールスプロモーション」への対応

公開日:2024年6月27日

他人事では済まされない環境配慮と販促の両立

今回は、「サステナビリティ販促のススメ」と題して、セールスプロモーションと環境配慮の両立をテーマにした特集です。「エシカル」や「サステナビリティ」という言葉は、生活者の消費スタイルにおいても浸透してきていますが、とりわけ「環境配慮」や「サステナビリティ」が求められるのは消費だけではなく、販促も同様です。

SDGsの達成目標までも、あと6年と目前に迫るなか、日本政府は2030年までに、2013年と比較してCO2を46%削減する目標を立てています。さらに、2050年には実質ゼロを目指していることはご存知の方も多いでしょう。ですがあと6年、あと25年と考えると、どこか「まだ取り組まなくてもよい」と他人事に感じてしまうことがあるかもしれません。

しかし、販促の現場を振り返ってみてください。このような国をあげた目標がある中で、POPや什器、パッケージ、イベント、ノベルティといった主要な販促手法においては、リサイクルが難しい素材を使用して制作していたり、販促物の制作の過程で環境に配慮できていなかったり。その上、利用後の廃棄量にも課題が残るのがセールスプロモーション業界の現状です。こう考えても、販促に環境配慮や脱炭素が他人事ではないことが理解できるのではないでしょうか。

ただ「売る」ためのツール、…

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