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「新・習慣」への対応

フルーツを生活の一部に 習慣化するためのコミュニケーション

青木フルーツホールディングスは、果物店、フルーツジュース店、菓子店を運営。コロナ禍をきっかけに、果物を口にしてもらうための新キャンペーンを展開している。今までとは異なる展開について、その背景、目的を聞いた。

青木フルーツホールディングス
執行役員
青木商店
執行役員 営業企画本部長
川野秀樹(かわの・ひでき)氏

フランチャイズコンサルタント会社、ユニマットグループ(外食部門)等を経て、ペッパーフードサービス取締役営業企画本部長。2018年米国現地法人社長。2019年GAP Innovation代表取締役。

フルーツのおいしさを感じてもらう

──青木フルーツホールディングスの事業について教えてください。

1924年にバナナ問屋「青木商店」を開業したのが企業の始まりです。今ではフルーツ販売事業の他、フルーツをより手軽に食べられるように、ケーキ、パフェなどを提供するカフェ事業と、フルーツジュースを提供するフルーツバー事業などを展開しています。今では売上の8割がジュースとなっており、ジューススタンド業界の中ではシェア1位になります。もともとフルーツを提供してきた企業ですので、フルーツの目利きと仕入れ力をノウハウとして持っています。

スーパーマーケットなどでは、お客さまが自分で選んで判断しないといけませんが、当社にはフルーツについての知識を持ったスタッフが各店舗にいますので、本当においしい状態で購入いただくことができます。フルーツはとれたてがおいしいのではなく、熟度というものがあり、おいしくなるタイミングがあるのです。

当社のフルーツバー事業が他と違うところはそこにあります。旬、熟度を見極めて仕入れて、店に届いたときにはおいしくなるように考えています。またフルーツの本当のおいしさを感じてもらうために、ジュースをつくり置きしておくのではなく、注文いただいてからつくっている点も特徴です。

──コロナ禍において、どのようなキャンペーンを行っているのですか。

今までと異なる発信をしようと考えて「Switch! Project」というプロジェクトを立ち上げました。

コロナ禍で様々な生活の変化が求められている今をチャンスとして捉え、今こそフルーツを通して「より健康的な生活習慣にSwitch!」してもらいたい。そんな想いを込めたプロジェクトです。

「果汁工房果琳」をはじめとした当社のフルーツジュースバーが、お客さまの気持ちや生活、習慣をよりよく「Switch!」できる場所となるよう、クリエイティブ・ディレクターも参加して統一したメッセージを展開していきます。

もともと「フルーツを通して、感動と健康をお届けする」という理念のもとフルーツ文化を創造してきた当社ですが、フルーツそれぞれに含まれている栄養素については、まだまだ多くの人に認識されていないのが現状です。

今は精神的にも体力的にも疲労が出てくるとき。フルーツジュースの栄養素によって...

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「新・習慣」への対応

人はいますぐ必要でなくても商品を買います。それらの多くは、店舗に寄ることで発生していた偶発的な消費です。しかし、コロナ禍によって生活習慣が変化したことで、今まで惰性で行っていたような「人と会う」「移動する」といったシーンでの消費が消えています。新生活に沿った形での新しい習慣が生まれている今、従来の生活者に合わせていた企業は、その変化に対応した販促を行っていく必要があります。そこで本特集では、新習慣に合わせた体験、商品、サービス、キャンペーンなど、店舗運営の方法について取り上げていきます。