私たちの体は過去に食べたものでできています。同様に、考え方は、いままで読み、聞き、学んだことからできているのでしょう。読書は、その人の考え方の骨格に影響を与えていることが多々あります。ゆえに「あの人はどんな本を読んでいるのだろう」と気になるのでしょう。本誌では各界で活躍する方々におすすめの本を紹介してもらいました。読んだことがあるものも、ないものも。年末年始に開いてみてはいかがでしょうか。
転職の思考法

北野唯我/ダイヤモンド社
1400円+税
転職に必要なのは、情報ではなく思考法。「一生食えて、心から納得のいく仕事を見つける方法」を伝授し、すべての読者が「本当の意味で自由に働ける状態」をつくり出すための一冊。転職のモヤモヤをストーリー形式で解説する。
私は2018年5月に現職に転職したのですが、ちょうどその時期に発売された書籍です。主に20~30歳代の会社員に向けて、年収や待遇だけにこだわらない有意義な転職をするための着眼点が、コンパクトにまとめられています。本書を早い段階で読んでおけば、いますぐ転職する意向はなくとも、現職でどんなスキルを身につければいいのかがわかるのではないでしょうか。
著者の北野唯我さんは元ボストンコンサルティンググループのコンサルタントで、話の引き出しが多く喋りも面白いので、彼のTwitter(@yuigak)やVoicy(#そもそもラジオ)も要チェックです …