訴求する場所は、まだまだ工夫できる

公開日:2019年1月15日


売り場でどのように商品を訴求するか。それを考えるとき、「売り場は(そもそも)こうあるべき」という固定観念から、企画を始めてしまうことがないだろうか。売り場についての知識が深い担当者ほど、いつの間にか既存の売り場づくりのルールに縛られてしまい、現状の課題に気づかないことが多い。逆に言えば、既存のルールを改めて見直すことが、新しい店頭ツールや売り場の改善を考えるヒントになる。

しかし、このルールの見直しが難しい。なぜなら、今や特に不満なく買い物ができる売り場がほとんどと思われるからだ。そのような売り場で課題を見つけようとしても、なかなか発見には至らないだろう。今回はそんな売り場で、新たな訴求方法を試みていた事例を紹介する。

パナソニックの装飾パネル付きLED電球「デコルミナ」は、住宅の天井にあるダウンライトに取り付けて、部屋の雰囲気を変えられる照明器具である。取り付けはとても簡単で、ダウンライトの電球を「デコルミナ」の専用LEDへ変えてカバーを取り付けるだけだ。さまざまな部屋に合わせたデザインを用意しており、自宅を手軽にイメージチェンジできる商品だ …

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