「10分」なら独占を許せるワタシ

公開日:2014年10月16日

それは、たった10分で本格的生麺ができる魔法の機械。10分なら、人は“エントリー時間”として独占を許すのだ。
イラスト:高田真弓

情報デザインの権威、リチャード・S・ワーマンは名著『情報選択の時代』の中で、こんなことを言っている。「毎週発行される1冊のニューヨークタイムズには、17世紀の英国を生きた平均的な人が、一生の間に出会うよりもたくさんの情報がつまっている」。

そう、現代人は情報の洪水の中で生きている。買いものひとつとっても膨大な選択肢がある。とはいえ、人が使える時間は昔と変わらず1日24時間。商品を売る側にしてみれば、その選択肢に入れてもらうだけでも大変だ。それは、限られたスペースのコンビニの棚に商品を置いてもらうようなものである。

例えば今、テレビ界は「ドラマ冬の時代」と呼ばれ ...

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