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3世代消費でアプローチ 子ども、孫との関係を読み解いたシニア戦略

子どもたちが憧れの職業を体験できるテーマパーク「カンドゥー」のレストランエリア。指定席を利用すると、滞在中席を確保でき、同伴者の両親、祖父母にも快適な空間を提供する。

シニアの需要を取り込むために、有力なアプローチとして考えられているのが、「3世代」。

シニア世代に単眼的にフォーカスするのではなく、彼らの子ども、孫も視野に入れて、3世代の関係性にも注目し、ニーズに対応、需要を喚起しようという動きだ。

孫と祖父母の関係性で以前から良く知られているものとして、「6ポケット」がある。

少子化で子ども一人にかける金額が増え、両親だけではなく、両祖父母も孫に出費する、経済的ポケットが6あるという意味で、小売、アパレル、外食、教育サービス、旅行などが意識的にねらって盛んに、アプローチした。

団塊世代では成人した娘と一緒にショッピングや外食を楽しみ、旅行に出かけ、お互いに洋服を着まわすなど、友だち親子のような関係が見られ、最近はリクルートが「ままも族」と命名するなど、注目度も高まっている。

さらに核家族化が進行した結果、祖父母と子ども家族が行き来したり、行動を共にしたりして関係性が緊密となっており、特に妻の実家とのきずなは強いものがある。

こうした状況を受けて、マーケティングにおいても、日本百貨店協会が提唱し、1999年から始まった「孫の日」(10月第3日曜日)のイベントやプロモーションが盛んになるなど、動きが活発化、テレビCMなど宣伝・販促でも、3世代消費を想定した展開が目立つ。

消費シーンにおいて、主役としてのシニアの役割が高まるなかで ...

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