顧客ターゲットに狙いを定める米国ケロッグ社のデジタルマーケティング

公開日:2014年5月27日

  • 文:橋爪栄子

常に最先端のプロモーションが行われ、世界から注目されているアメリカ。そこでいまヒットしている・話題になっている商品や店舗は、どんなプロモーション戦略の基で行われ、どんな工夫がなされているのか。消費者に受け入れられている理由を、現地から毎月レポートする。<文>Eiko Hashizume

顧客の購買行動データを収集しつつ
売上向上も実現するリワードプログラム

アメリカ・ミシガン州に本社を置き、シリアル(穀類加工品)を中心に日用消費財の生産・販売の大手企業で知られるケロッグ社は、2012年、自社独自のロイヤルティプログラム「Family Rewards Program(ファミリー・リワーズ・プログラム)」をスタートさせた。このリワードプログラムに参加する顧客数は2000万人、世帯数は500万を超える、という。

ケロッグ社が販売するおよそすべての製品が対象となるこのプログラムでは、製品パッケージ1個ごとに、それぞれ異なる16ケタのコード番号がパッケージ内側に印刷されており、リワードメンバーの顧客がこのコード番号を専用サイトで入力すればポイントが獲得できるシステムになっている。

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