＜O2Oサービス＞
ラジオ番組のリスナーを店舗へ送客
O2Oにストーリー性を付加した新アプリ
アプリリリース時には登録者に対し、全国のローソンで利用できる商品の無料引換券を提供するキャンペーンを実施した。
エフエム東京は大日本印刷と共同で、ラジオ番組のリスナーを店舗に送客するO2Oアプリを開発。TOKYO FMのラジオ番組『Skyrocket Company』の公式アプリとして、10月1日に配信を開始した。
リスナーは「ラジオの中の会社の社員」という設定で、アプリから会員登録を行うと、番組のさまざまなゲーム企画に参加して“出世”することができる。そのゲームの一環として、クーポン配信機能や、エリアに応じた情報・特典を提供するチェックイン機能を実装し、スポンサーの店舗への来店を促す仕組み。「クーポンの利用や店舗へのチェックインをポイント化することでアプリの利用を促し、O2Oにストーリー性を付加したO2O2O（OnAir to OnLine to OffLine ）を実現したい。ラジオの特徴であるリスナーとの結び付きの深さが、O2Oの効果を高めるはず」と、同社 統合メディア戦略室の原田俊亮氏は話す。今後は、ユーザーの属性情報に基づくクーポンの限定発行などの機能を付加していく予定。
＜マーケティングツール＞
「All About」のスポンサーコンテンツを電子書籍化
企業のマーケティングツールとして提供
再春館製薬所の電子書籍（一部）。スポンサーの電子書籍は、「All About」の電子書籍ストアにて無料配信される。
オールアバウトは9月18日、総合情報サイト「All About」内で公開しているスポンサー企業の専門コンテンツを電子書籍化し、マーケティングツールとして提供するサービスを開始した。同社では2003年から、スポンサー企業ごとに設定したテーマの啓蒙や商品訴求を目的に、専門家による記事を公開する広告サービスを提供。今までに累計170コンテンツを制作した。「当社が注力している電子書籍事業のノウハウとウェブサイトの運営実績を融合させ、スポンサーの新規顧客開拓および既存顧客のエンゲージメント醸成のための機会を創出することが目的」と同社担当者。
導入第1弾として、再春館製薬所による『スキンケアのプロが教える30代からの肌づくりBOOK』の無料配信を開始。同社の担当者は「配信後約1カ月でダウンロード数は数千件に及んでいます。今回、電子書籍という形でスキンケアの知識を提供し、お客さまからの安心感・信頼感を一層深めることが狙い」と話す。