映画監督 森田芳光
本展は、8mm映画の自主制作からスタートし、ジャンルを超えた独自の作品で日本映画界に新風を巻き起こした映画監督・森田芳光(1950-2011)の軌跡をたどるもの。代表作の資料や劇中小道具、愛用の機材やアイデアノートなど貴重な品々を多数展示。森田映画ならではの世界観を体感できる空間演出や、森田の書斎の再現セット、ポスターギャラリーも見どころだ。また、会期後半には同館にて、森田映画の上映も予定。ゆかりの品々と作品そのものを通じて、多角的にその魅力に迫る。
『それから』撮影中の森田芳光(1985年)
篠山紀信撮影
愛用の8mm機材 森田芳光事務所所蔵
国立映画アーカイブ
開催中、11月30日まで
月曜、9月2~5日、10月7~12日休館
お問い合わせ→050-5541-8600(ハローダイヤル)
総合開館30周年記念 ペドロ・コスタ インナーヴィジョンズ
ポルトガルを代表する映画監督のペドロ・コスタ(1959–)による、日本最大規模の個展が開催される。社会の周縁に生きる人々の現実を、光と闇の強いコントラストや緻密な画面構成で描き出すその映像表現は、国際的にも高い評価を受けてきた。本展では、映画に登場する人物や彼らの生きる場所に焦点を当てた映像作品や、呼応するコレクションを展示。会期中には2つの上映プログラムもあり新たな角度からコスタの映像世界の奥行きを体験できる機会を提供する。
ペドロ・コスタ《火の娘たち》2019年作家蔵
ペドロ・コスタ《アルト・クテロ》2012年作家蔵
東京都写真美術館
開催中、12月7日まで
月曜、9月16日、10月14日、11月4・25日休館
(9月15日、10月13日、11月3・24日は開館)
お問い合わせ→03-3280-0099
クリムト・アライブ 東京展
魅惑的なストーリー性と革新的な展示方法で高く評価されている没入型展覧会「ゴッホ・アライブ」「モネ&フレンズ・アライブ」などを手がけるオーストラリアのGrande Experiencesが企画・制作した新作展覧会が東京にて開催中。今回のテーマは、19世紀末ウィーンを代表する画家のグスタフ・クリムトだ。光や色、音、香りが織りなす演出の中、高さ7メートルの大空間に設置された巨大スクリーンに、『接吻』『ユディト』『死...
