オカムラ「ザ・オカムラ座」
社員が自ら舞台に立ち、理想とする未来の働き方を演じる。オフィス家具や産業機械などを展開するオカムラが大阪・関西万博にて、演劇『12人のとびだす会社員』を上演した。どんな狙いがあったのだろうか。
演劇を通じて理念を体現
「ザ・オカムラ座」は、オカムラの社員が立ち上げた劇団だ。座長を務めるのは、同社のオフィス環境事業本部働き方コンサルティング事業部の岡本栄理さん。設立の背景には、同社の理念があったと話す。「当社は『人が活きる社会の実現』をパーパスとして掲げています。世の中の人々が生き生きと働ける環境づくりを通じて、社会に貢献することを目指してきました。今回の『ザ・オカムラ座』は、理念を体現するプロジェクトです」。
岡本さん自身はそれまで、大阪で「はたらく」をテーマにした共創空間の運営に関わってきた。大阪で活動するなら万博を視野に──との思いで、大阪・関西万博の共創パートナーに登録。2021年からは、万博の機運を醸成するイベント「EXPO PLL Talks」を...

