川田十夢の頭の中▶AIを活用して独自の表現が生まれる秘密は 決して完璧ではない「自分の味」

公開日:2026年2月27日

  • 川田十夢(AR 三兄弟)

優れたアイデアは、どんなインプットを起点に、どのような思考をたどって形になるのか。またAIの浸透によってそのプロセスはどう変化しているのか。第一線で活躍を続けるクリエイターたちに、自身のプロジェクトを手がかりに「頭の中」を語ってもらった。

    Q1.ご自身が手がけた企画やプロジェクトを挙げ、発想の起点になったインプットや、企画を形にしていく思考のプロセスを教えてください。

    Q2.AIが浸透する中で、インプットやアウトプットの方法はどのように変わってきていますか。

    Q3.これからのクリエイターにはどんな役割が求められ、どんなインプット/アウトプットが重要になると思いますか。

A1.1枚のプロフィール写真から生まれたMV

STEREO DIVE FOUNDATION、
ASH『Harmonics』ミュージックビデオ
(バンダイナムコミュージックライブ)

川田十夢としてつくってきた映像作品や、AR三兄弟としての開発ネタをタイムラインで見かけて興味をもってくれた担当者さんが、新作MVのオファーをしてくれました。内容は全てお任せということでしたので、たった1枚のプロフィール写真を元に4分26秒の映像をつくり上げることができたら、今まで個人のプロジェクトで培ってきた開発力をフルで活かせると思いつき、提案しました。当初から楽曲が『劇場版転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』の挿入歌であることが決まっていたので、スライム表現と転生のニュアンスを、アニメだけではなく実写も織り交ぜて表現したら面白くなるだろうと思って、つくり込みました。

集中して開発したのは2025年の末でしたが、その時点で生成AIの技術的な進歩が著しくて...

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