過去の西暦にダイヤルを合わせると、その年のニュースとヒット曲がラジオ番組のように流れてくるAIラジオ機器「RADIO TIME MACHINE」。TBWA\HAKUHODOが開発したこのプロダクトが、介護施設での導入検証を開始した。開発を手がけた同社の鈴木賢史郎さんに制作の裏側を聞いた。
「回想法」から生まれたデバイス
「RADIO TIME MACHINE」は、TBWA\HAKUHODOが独自に開発したAIラジオ機器だ。1950年代~60年代ごろのラジオをモチーフにした筐体のダイヤルを回すと、周波数が変わる代わりに、1950年から2025年まで1年刻みで西暦を設定できる。するとその年の「今日」のニュースが、ヒット曲とともにラジオ番組風に自動生成され再生される。
今回、このデバイスを開発したのは、同社内の組織「Innovation Hub」。鈴木賢史郎さんは企画の経緯について次のように語る。「社会が今何を求めているかを自由に見定めて、アイデアで解決していこうという風土が部署内にあります。定例会議でそれぞれ関心ごとを持ち寄り、アイデアを出し合う中で、この企画が生まれました」。
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