CREVIAマチュピチュ展
アメリカ・ボカラトン美術館を皮切りに、世界各地で高い評価を得た「CREVIAマチュピチュ展」が、東京にて開催される。ペルー政府公認の大規模展覧会である本展では、王族の墓から出土した黄金装飾、神殿儀式の祭具など、ペルー国外初公開の品を含む約130点の文化財が一堂に集結。さらに、独自の技術でマチュピチュを再現した没入型の展示も実施する。これらの展示と、伝承の英雄「アイ・アパエック」の冒険譚を軸に紡がれた物語によって、かつてない知的冒険を味わえる展覧会だ。
<シドニー会場での展示の様子>2024年
©MUSEO LARCO LIMA - PERU
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森アーツセンターギャラリー
開催中、2026年3月1日まで
会期中無休
お問い合わせ→050-5541-8600(ハローダイヤル)
若江漢字とヨーゼフ・ボイス
撮影されたボイスの記録、そして共振
若江漢字(1944-)は、1970年代のドイツ滞在を機にヨーゼフ・ボイス(1921-1986)の芸術に共鳴した。そして彼と交流するなかで、ボイス作品をはじめとする現代美術の収集と展示など、自らの創作活動と並行して芸術と社会を結ぶ行為を続けてきた。ドクメンタ7でのパフォーマンスや来日の際に若江が間近で撮影したボイスの写真や、ドイツ内外での主要なボイス展を記録した写真は、貴重な証言であると同時に若江の作家的視点を伝えるものでもある。本展では、多くが初公開となる記録写真と並行して2人の造形作品を展示し、両者の共通項と独自性を考察する。
「ヨーゼフ・ボイスの足型を取る若江漢字
デュッセルドルフ、ボイスのアトリエの庭
1983年7月16日」撮影:若江栄䮷
若江漢字撮影「展示作業中のヨーゼフ・ボイス
東京、西武美術館 1984年5月31日」
神奈川県立近代美術館葉山
開催中、2026年2月23日まで
月曜、12月29日~2026年1月3日休館
(1月12日、2月23日は開館)
お問い合わせ→046-875-2800
小林徳三郎
小林徳三郎(1884-1949)は、日本近代洋画の改革期に活躍した画家だ。東京美術学校卒業後、若者による先駆的な絵画表現で注目を浴びたフュウザン会に参加。その後、「芸術座」での舞台装飾、出版の仕事など多方面で才能を発揮した。また、1923年からは...
