AIの活用によって音楽業界の新しい可能性を探る日本コロムビアグループ。既存IPとの連携や、新たなAIクリエイターたちとの共創について、その狙いを代表取締役社長の“CEO セオ”こと佐藤俊介さんに聞いた。
代表取締役社長兼CEOの佐藤俊介さん。
変化が求められる音楽業界
創業115年を超える老舗音楽レーベル「日本コロムビア」を傘下に持つフェイスは2025年3月、代表取締役社長兼CEOに“CEO セオ”こと佐藤俊介さんを招聘し、経営体制を刷新した。セオさんは、IT・ファッション領域での連続起業家としてのキャリアを持ちながら、自らもアーティストとして活動を行ってきた。同年10月に新設分割を経て、新たに日本コロムビアグループを設立し独立経営へと移行しており、この新体制下でAI時代に適応した言葉として「Impact NOW.」を掲げている。
セオさんは就任の経緯について次のように語る。「音楽業界は今、過去の成功体験に基づいた既得権益や固定観念から脱却し、業界全体を変革すべき岐路にあります。
115年以上前に日本初のレコードをつくった日本コロムビアには、本来イノベーティブなDNAが宿っているはずです。私はそのアイデンティティを...

