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DIRECTOR'S WORKS

近未来的なSUUMOのクールな世界観を演出、リクルートのCMの裏側

  • 鎌谷聡次郎

気になるあのCMの演出やキャスティングについて、ディレクターにインタビュー。今月取り上げるのは、リクルート SUUMOの新CMだ。

鎌谷さんが描いた「松本潤さんのスーモノリスでこだわり条件」篇(30秒)の絵コンテ。

近未来的なSUUMOのクールな世界観

無機質な白い空間を歩く松本潤さん。「自分に合う部屋」と声を発すると、目の前にスマートフォンを模した巨大な黒い一枚板、その名も「スーモノリス」が出現する。スーモノリスに対して松本さんが「住まい探し」「間取り」「家賃」と語りかけると、画面が波打ち価格帯が浮かぶ。「こだわり条件」と言いながら手をかざすと希望にかなった複数の物件候補が現れる──これはリクルート「SUUMO」の新たなテレビCM「松本潤さんのスーモノリスでこだわり条件」篇だ。

演出を手がけたのは鎌谷聡次郎さん。「格子の天井とコンクリート調の床だけという抽象的な空間に、モノリスを出現させること。加えて近未来的な世界観でSUUMOのサービスの使いやすさを伝えたい、というのが最初の企画でした」と話す。従来のSUUMOのCMは、どちらかといえばかわいらしい世界観のものが多かったが、今回は、クールな世界観に。グレートーンで色味を統一し、衣装も青みのあるグレーだ。SUUMOの元々の世界観をキープできる範囲で新たな見せ方を模索した。

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