「死ぬときぐらい好きにさせてよ」
人は必ず死ぬというのに。
長生きを叶える技術ばかりが進化して
なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
死を疎むことなく、死を焦ることもなく。
ひとつひとつの欲を手放して、
身じまいをしていきたいと思うのです。
人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。
それが、私の最後の欲なのです。
宝島社/企業広告
「死ぬときぐらい好きにさせてよ」
「世の中の溜飲を下げること」それが宝島社の企業広告における唯一のオリエンでした。ひとりでも多くの人の考えるきっかけになれればと思います。
(電通 コピーライター 太田祐美子)
左上の鳥を「アカショウビン」にするか最後まで迷ったわけですが、しなくてよかった。
(電通 アートディレクター 宮下良介)
- 企画制作:電通+TYOモンスター+J.C.スパーク
- ECD:古川裕也
- SCD:磯島拓矢
- AD:宮下良介
- C:太田祐美子
- D:ササ木陽子
- PR:山下けい子、羽鳥貴晴、中村圭吾
- 撮影:加藤純平
- 照明:HIGASIX
- 美術:小林康秀
- ST:澤田石和寛
- HM:酒井夢月
- CAS:増田恵子
- PM:佐藤さくら
- レタッチ:望月洋輔
- AE:島田裕一郎、吉田妃佐子
- 製版:日庄
- 出演:樹木希林
- 掲載:新聞30段(読売、朝日、毎日、日刊ゲンダイ)