キングジム/テプラ「# おねがいテプラ」
「整理整頓」の代名詞として知られるキングジムの「テプラ」が今、職場の幅広い課題の解決に応用できる“コミュニケーションツール”としての道を歩み始めている。今年1月に公開した動画「#おねがいテプラ」では、さまざまな職場で働く人々の課題をテプラが手助けするさまを描いた。
「ブランド認知は高くても機能が知られていなかった」
キングジムが1988年に発売したラベルライター「テプラ」。書類やファイルを整理するツールとして言わずと知れた存在だ。そんなテプラが展開したキャンペーン「#おねがいテプラ」では「職場の悩みに、テプラで挑め。」をテーマに掲げ、オフィスや幼稚園、建設現場などさまざまな場で働く人々の課題にテプラで応える様子がドキュメンタリー調で描かれている。
たとえば保育園の先生の「子どもたちが、すんなり登園してくれません」という悩みには、園の入り口の床に「りんご」「ゴリラ」「ラッパ」……としりとりになるように絵文字を貼り、園児を夢中にさせて登園を促す(02)。「社員の肩こりを、なんとかしたい」という悩みには、オフィスのエレベーター内に「天井を見上げてください」「うしろで手を組み、ストレッチ。」とラベルを貼り、移動中のストレッチを促す(03)。動画は全6 篇が公開され、特設サイト上にはさらに全31のお悩みと、それに対する提案が掲載されている(01)...

