アートディレクター養成講座 卒業制作レポート ブランディングデザインの実践演習

公開日:2026年6月11日

アートディレクションを多様な視点から学ぶ、宣伝会議「アートディレクター養成講座(ARTS)」。今回で26期を迎えた本講座では、半年以上にわたり講義が行われ、受講生が卒業制作に取り組んだ。「任意のクライアントを設定し、ブランディングデザインをしてください。制作するアイテムは自分で考えてください」という課題を出題。受講生は、実在の企業、ブランド、店舗などを題材とし制作、柿木原政広さん(10inc.)、河合雄流さん(電通)が講評を行った。受講生がクライアントに自主提案をするかのように、企画とクリエイティブをつくり上げ、プレゼンを実施。ここではその中から選ばれた優秀作8作を紹介する。

柿木原政広さん(10inc.)

河合雄流さん(電通)

柿木原クラス 金賞
森下奈緒子(デンソー)

企画意図

多忙な子育て世代の日常の中で、子どもの「会話」や「思考」は記憶からこぼれ落ちてしまいがちです。そこで日々の会話を記録しコンテンツ化するアプリ「あのね」を企画しました。着目したのは、親子が落ち着いて向き合える寝かしつけの時間です。このひとときを録音し、翌朝には動画を生成します。デザインコンセプトは「お布団劇場」。想像力にあふれた子どもの会話を即興劇に見立て、切り絵による温かみのあるデザインで表現しました。絵本化する機能も備え、日常を「たからもの」として残せるアプリを目指しました。

ARTSを受けて

インハウスデザイナーとしてキャリアを重ねる中で、外の世界で思考と腕を磨きたいと思いARTSを受講しました。第一線で活躍される講師の方々からクリエイティブの裏側をうかがい、今後の仕事のお守りとなる考え方をいくつも教えていただきました。実践課題を通して自身の強みと弱みの解像度が上がり、何より「この仕事が好きだ」と再認識できたことは大きな財産です。この経験を糧に、今後も日々仕事に真摯に向き合っていきたいと思います。

河合クラス 金賞
満澤真衣(土屋鞄製造所)

企画意図

核家族化により、離れて暮らす家族が増えています。たとえば介護など家族で...

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