優れたアイデアは、どんなインプットを起点に、どのような思考をたどって形になるのか。またAIの浸透によってそのプロセスはどう変化しているのか。第一線で活躍を続けるクリエイターたちに、自身のプロジェクトを手がかりに「頭の中」を語ってもらった。
Q1.ご自身が手がけた企画やプロジェクトを挙げ、発想の起点になったインプットや、企画を形にしていく思考のプロセスを教えてください。
Q2.AIが浸透する中で、インプットやアウトプットの方法はどのように変わってきていますか。
Q3.これからのクリエイターにはどんな役割が求められ、どんなインプット/アウトプットが重要になると思いますか。
A1.記憶に目立つ「印」を付けておく
「COCHO COCHO」(supported by 西松屋)
僕は「COCHO COCHO」という“原体験の権化”のような企画をつくっています。子どもたちが初めておつまみを食べたり、初めて好きなものに向き合ったり、悩みを告白したりするYouTubeチャンネルです。
現在34歳。子どもを卒業して長らく経つのですが、考える上で企画の起点となるのは結局、細胞に刻まれた心が揺さぶられた瞬間の記憶です。小学生の頃、好きな子のお別れ会でプレゼントを渡したら「はい、じゃあ今からもらって嬉しかった順位を発表しま〜す!」という地獄の時間が始まったこと。それで「長崎くんのプレゼントはクラスの下から4番目です」と格付けされたこと。今思い出しても泣けてくる。「女子って時には残酷」と強めにインプットされた瞬間でした。
子どもの“初めて”の瞬間を捉えるYouTubeチャンネル「COCHO COC...


