広告とキャラクターコンテンツ “二刀流” 通じて見えたこと

公開日:2026年1月30日

  • 市川晴華(CHOCOLATE)

広告のプランナーとして数々の仕事を手がけながら、「パンの赤ちゃん」「ギャルネコ」といったCHOCOLATEオリジナルのアニメやキャラクターを生み出している市川晴華さん。2つの領域を往復することで得た独自の視点とは。

2024年12月にYouTubeで公開した3DCGの短編アニメ「パンの赤ちゃん」。

広告とオリジナル作品のすみ分け

ここ数年、広告とアニメ・キャラクターの両方に注力してきました。特に後者では、短編アニメ「パンの赤ちゃん」や、SNSで更新している「ギャルネコ」に力を入れています。

広告とアニメ・キャラクターなどのオリジナル作品の制作は、世の中に公開する/人に興味を持ってもらうという点では全く同じです。ただ、広告にはクライアントの課題(お題)があり、後者にはそれがない。2つを行き来して仕事をする中で、ある時、広告がクリアに見えた瞬間がありました。それは「広告には自分の表現したいことは関係ない」ということ。「広告は企業の課題に真っすぐ向き合うもの」「オリジナル作品は自分の中の表現を探すもの」というすみ分けができた時、それぞれの企画がすごく考えやすくなりました。

ジャイアントキリングの物語

そう思えたきっかけのひとつが、2024年12月にYouTubeで公開した「パンの赤ちゃん」でした。パン屋に侵入した泥棒を...

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