”複合文化拠点”として書店を再定義 有隣堂の新たな業態

公開日:2026年3月31日

  • 有隣堂「有隣堂 BASEGATE 横浜関内店」

3月19日に開業した「有隣堂 BASEGATE 横浜関内店」は、ライフスタイルショップやレストラン、ギャラリー、コワーキングスペースなどを併設した有隣堂の新たな業態だ。“複合文化拠点”として、本屋の新たなあり方を模索している。

書店を「再定義」するという出発点

「有隣堂 BASEGATE 横浜関内店」は、関内駅の目の前にオープンした新たな商業施設「BASEGATE 横浜関内」の中にある。旧横浜市庁舎だった建物が「ザレガシー」と名付けられ、うち地下1階~地上2階が有隣堂の店舗だ。

地下1階は洋食ダイニングやギャラリーが入った「CAFE&CULTURE」フロア。路面の1階は「LIFE&DELIGHT」フロア。食品や雑貨、ローカルプロダクトなどが集まった売場だ。そして2階が、書店とコワーキングスペースが一体となった「BOOKS&THINK」フロアになっている。

「有隣堂 BASEGATE 横浜関内店」。ロゴは今回の店舗オリジナルだ。多様な売場や什器のイメージと、旧市庁舎の歴史的外観を重ねたデザイン。

雑貨やフードを展開し、ドリンクスタンドも併設している1階の「YURINDO Port Bazaar」...

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プロダクトから体験へ「本」のある空間をデザインする

出版流通を取り巻く環境が大きく変化するなか、いま書店は「本を売る場所」から、人が集い、思考を深める体験の場へと進化しつつあります。その波は個人発の小規模書店だけでなく、街の大型書店にも広がりつつあります。AIが普及した現在だからこそ、余白を味わい、没入をもたらす「本」はプロダクトであると同時に新たな思考体験を呼び起こす装置となる可能性を秘めているのかもしれません。今回は、新価値創出へと挑戦する書店のプロジェクトに着目。クリエイターの視点も交えながら、「本」のある空間づくりを考えていきます。

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