何度でもリサイクルが可能な素材、鉄。しかしその仕組みや価値は、まだ十分に知られていない。そこで日本鉄鋼連盟が開発したのがボードゲーム「リサイクルハンター」。遊びながらリサイクルの重要性を自然と学べる仕掛けになっている。
日本鉄鋼連盟が開発したボードゲーム「リサイクルハンター」。
リサイクルを重ねてモンスターを倒す
2024年10月に発表された、鉄のリサイクルを駆使して最強の“ハンター”を目指すボードゲーム「リサイクルハンター」(01)。鉄製品のモンスターを倒して鉄(鉄トークン)を集め、リサイクルを重ねてより強い武器を“製造”。さらに強いモンスターの討伐を目指していくゲームだ。鉄トークンには鉄製のナットが使われており、手に持つとずしりとした鉄の重みが伝わってくる。
「武器カード」(全28枚)や「アイテムカード」(全24枚)を用いて「モンスターカード」(全24枚)と勝負。勝てばモンスターごとに設定された鉄トークンと勝利点が手に入る(02)。最終的に勝利点が10点を超えたプレイヤーが現れたラウンドの終了時に、最も多くの勝利点を持つ人が勝利となる。
「リサイクルハンター」のルールの特徴は、その名の通りリサイクルができること。自分の手番中であればいつでも、手持ちの武器やアイテムを“炉ろ”に入れて溶かし、鉄に戻すことができる。どのタイミングでどれだけリサイクルをするのかが、ゲーム攻略の鍵となる。
企画の背景には、鉄のリサイ...

