働く人の生産性を高める休憩の新習慣

公開日:2025年10月03日

    三菱地所「とまり木」


    「体調が優れないため小一時間横になりたい」「仕事の合間にちょっとリフレッシュしたい」。そんな働く人々の課題を手助けする事業を、三菱地所が2025年4月に開始した。その名も「とまり木」。休養室を複数の企業がシェアして使えるサービスで、気軽に休憩を取り生産性高く働きたいという社会人をサポートしている。

    休養室の形骸化も課題に

    「とまり木」は三菱地所が展開する、法人向けの休養室のシェアリングサービス。休養室第1号は、同社の本社に隣接する大手町ビルの1階に設けられている。基本的には同じビルと前後左右のビルの入居企業を対象としており、現在は20社が契約中だ。法人契約料金は、従業員数に応じた固定制。従業員50人未満の企業では月額5万円(税別)で、規模が大きくなればなるほど、従業員ひとりあたりの金額が安くなっていく仕組みとなっている。営業時間は平日の10時から18時まで。予約不要で利用できる。

    休養室で提供しているのは、個室で横になって休める休養機能(一度に1時間まで利用可能)と、チャージ機能の2つのサービス。チャージ機能には、マッサージチェアや...

    この先の内容は...

    ブレーン』 定期購読者限定です

    ログインすると、定期購読しているメディアの

    すべての記事が読み放題となります。

    購読

    1誌

    あたり 約

    3,000

    記事が読み放題!

    この記事をシェア

    この記事が含まれる特集

    クリエイティブ発想で人的資本を高めるアイデアフルな場づくり

    「人」を企業価値を生み出すための資本として捉える「人的資本経営」が今、多くの企業で注目のテーマとなっています。働く人たちの力を最大限に引き出す仕組みが求められる中で、個々人のアイデアが活発に飛び交うような場づくりが改めて求められるようになりました。今回の特集では、クリエイティブやテクノロジーの側面からこれらを可能にするオフィスやコミュニケーションの設計、企業カルチャーの形成、共創を促す仕掛けなど、多様なアプローチを紹介。人と組織がともに成長し続けるために、クリエイティブな視点がいかに人的資本を高める原動力となり得るのかを探ります。

    MEET US ON