グッドデザイン大賞 坂茂氏らが手がけた仮設住宅に決定

公開日:2025年11月05日

2025年度グッドデザイン賞

日本デザイン振興会は、2025年度グッドデザイン賞を10月15日に発表。最高賞となるグッドデザイン大賞には、被災地などで用いる仮設住宅モデル「DLT木造仮設住宅」が選出された。建築家の坂茂氏が率いる坂茂建築設計、施工会社である家元(金沢市)、木材・木製品を扱う長谷川萬治商店(東京・江東)が手がけた。

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本プロジェクトでは2024年の能登半島地震における応急仮設住宅として、これまでに石川・珠洲市と輪島市で計12棟、166世帯分の2階建て仮設住宅が建設されている。木材に穴を開けて並べたものに木ダボを差し込むことで、接着剤を使わずにパネル化できる建材「DLT(Dowel Laminated Timber)」を用いている点が特徴。工期の短縮と安定した空間の効率的な供給が両立できるほか、解体せずに恒久的に使い続けることができる。東日本大震災や熊本地震の後に開発を続け、2024年の能登半島地震発生後の導入に至った。

大賞を受賞した...

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