「いま」を慈しんだ
染色家の軌跡をめぐる旅
柚木沙弥郎 永遠のいま
柳宗悦らによる民藝運動に出会い、芹沢銈介に憧れて染色の道へと進んだ柚木沙弥郎。人生を愛し楽しみ、2024年に101歳の生涯を閉じた彼の仕事の数々は、変化の時代にこそ大切に慈しみたい「いま」を私たちに示している。
本展では、民藝を出発点に初めて制作した型染布から101歳で制作したコラージュまで、75年にわたって日々のくらしに見出した喜びから作品を紡ぎだした創作活動の全貌を代表的作品でたどる。
さらに豊富な作品と資料をもとに、民藝との出会いの地である岡山、...
