1970年大阪万博のデザインからの継承と発展
延べ2900万人を超える人々が「デザインシステム」を体験し、さらに共創したのが2025年の大阪・関⻄万博であった。1970年の大阪万博においても、公式ロゴマークに加えて、デザイン方針や色彩基本計画が定められ、それをもとにピクトグラム、サイトファニチャーなどがデザインされることで、一貫したイメージと多様性を提供していた。それはある意味で「デザインシステム1.0」といえるものだった。それから55年後の2025年の大阪・関⻄万博との違いは、デジタル化やインターネットの普及によって、デジタル情報が飛躍的に増加し、アナログとデジタル、時間と空間、平面と立体を横断し、多くのクリエイターが参加して制作する「デザインシステム2.0」が不可欠となったことだろう。
また、2005年の愛・地球博の「モリゾー」「キッコロ」のように、公式キャラクターが決められた。1970年の大阪万博では、岡本太郎の「太陽の塔」が、ある意味でキャラクターの代替となっていた。公式ロゴマークが決定した後、公式キャラクターとして「ミャ...


