久我尚美(博展)の頭の中▶AI時代、大切にしたいのはアナログな実体験や世界中の「本物」に触れる時間

公開日:2026年2月27日

  • 久我尚美(博展)

優れたアイデアは、どんなインプットを起点に、どのような思考をたどって形になるのか。またAIの浸透によってそのプロセスはどう変化しているのか。第一線で活躍を続けるクリエイターたちに、自身のプロジェクトを手がかりに「頭の中」を語ってもらった。

    Q1.ご自身が手がけた企画やプロジェクトを挙げ、発想の起点になったインプットや、企画を形にしていく思考のプロセスを教えてください。

    Q2.AIが浸透する中で、インプットやアウトプットの方法はどのように変わってきていますか。

    Q3.これからのクリエイターにはどんな役割が求められ、どんなインプット/アウトプットが重要になると思いますか。

A1. 技術と表現、人材の知見を常に蓄積する

「ウサギの住み家」(技術協力:ソニー)

2026年1月に虎ノ門ヒルズで開催された「TOKYO PROTOTYPE」にて、「ウサギの住み家」と題したプロトタイプ作品の展示を行いました。これは木製のボックスが複数重なるように配置された空間の中に、ソニーが開発した肉眼で立体映像を視聴できる2台のディスプレイを仕込んだ装置です。博展とソニーの共創プロジェクトとして、空間再現技術で体験デザインの未来を模索するために制作しました。来場者がボックスに近付くと、立体で表示されたウサギが現れ、そのウサギとの...

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クリエイターは何をインプットする?AIと共存する思考術

生成AIの定着によってクリエイティブ領域でのアウトプットの手段が拡張する一方で、あらためて問われているのが「何をインプットするのか」という根源的なテーマです。本特集では、クリエイターたちが、日々どんな情報や体験を取り込み、それをどのように思考へと昇華しているのかにフォーカス。日常の観察やリサーチ、対話、体験といった多様なインプットを通して、「人」にしか生み出せない視点や問いをいかに育てているのか。その思考術と実践を探ります。主体的な「個」の思考を育てるための視点を提示する、まさに頭の中=ブレーンに迫る特集です。

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