声優の梶裕貴さんが4月、自身の声を起点とする音声AIキャラクタープロジェクト「そよぎフラクタル」を加速すべく、新会社「FRACTAL」を設立した。表現者としての顔を持ちながら、自ら経営者として「声」の権利保護と新たなビジネスに挑んでいる。
「そよぎフラクタル」という宇宙
梶裕貴さんが自身の声を学習させ音声合成ソフト化した音声AIキャラクター「梵そよぎ」を起点とした「そよぎフラクタル」。声優デビュー20周年を迎えた2024年に始まった本プロジェクトは、歌声・トークボイスの合成ソフトから始まり、楽曲コンピレーションアルバム、漫画、会話型AIアプリ、3Dライブなど幅広くコンテンツを展開している。
「そよぎフラクタル」のロゴと、米山舞によるデザインの「梵そよぎ」。
梶裕貴さんの音声をもとにつくられた公式音声合成ソフト。
メインキャラクターである「梵そよぎ」の設計には、意図的に余白をもたせ、プロフィールや性格は、細かくは決めていない。「各クリエイターが自分の表現をするためのひとつの媒介として、梵そよぎを捉えてほしい。ディズニーのミッキーマウスのように大枠は決まっているけれど、登場する作品によって役割や...

