自分の口が勝手に動いて、考えていることをあらゆる言語で喋ってくれたら――?AIの力で実現したmajikitchenによるコミュニケーションツール「mouth2mouth」の制作背景を聞いた。
「mouth2mouth」。
「暇つぶし」から生まれた身体拡張
クリエイティブユニットのmajikitchen(マジキッチン)が発表した「mouth2mouth(マウストゥマウス)」は、スマートフォンを口元にかざすことで、自身の口の動きをディスプレイ上のアバターに代替させるツールだ。事前に入力したテキストや音声に応じ、画面上の口がリアルタイムで稼働。他言語での流暢な会話や、全く別人の声色による発話を可能にする。
アーティストで“虚匠”を名乗る福澤貴之さん、AI愛好家で起業家の原庸一朗さん、ロボティクス研究者の興野悠太郎さんの3人で活動するmajikitchenは、商業的な成功や課題解決を第一義とするクライアントワークとは異なる、メンバーそれぞれが持ち寄った実験的なアイデアを各々の専門性を掛け合わせて高速で実装することを活動の目的としている...
