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グループ一体でデザインの効果と満足度を高める

公開日:2025年5月30日

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2021年に設立されたDCグループのタングル。クリエイティブの制作力に加え、グループの総合力によりマーケティングと一体となった効果の追求にコミットしてきた。2024年には米国のxR制作チームも参画するなど、新たな需要に対応。グローバル向け発信も得意とする。ブランディング&クリエイティブチームのメンバーが考える、タングル独自の提供価値とは。

成果にコミットするクリエイティブ

タングルの社内には、クリエイターが所属する「ブランディング&クリエイティブチーム」がある。広告制作会社で長く活躍したのち独立した取締役/クリエイティブディレクターの南雲武彦さん、アートディレクターの藤井賢吾さんのほか、映画のPRを経てコピーライターとなった片田早紀さん、2025年1月にグループ内から転籍したデザイナーの森本紗巳さんをはじめとしたメンバーで、多様なクライアントのブランディング案件などに取り組んできた。

年代も経験もさまざまな4人だからこそ生み出せるクリエイティブと、グループの資産を活かした付加価値の提案が可能だ。タングルはコンサルティングやデジタルマーケティングなどに取り組むDCグループに属していることもあり、独立系の制作会社にはない強みを持つ。グループ内での連携によって広告出稿や効果測定、KPI管理などにも対応可能だ。「制作物を納品して終わりではなく、最終的な成果の検証にまでコミットすることで、効果の見えるクリエイティブを生み出すことに繋がります」と南雲さんは説明する。

会社全体では2023年から海外富裕層向けの訪日ツアーのプランニング事業を手がけるほか、2024年には新たに米国からxRの専門チームを招致。グローバルで活躍する人材も多数在籍している。「デザインだけでなく、制作物の多言語対応も行っています」と片田さん。グローバル向けの制作案件も増えつつある。

言語や文化を越える表現開発に強み

グローバル発信の取り組みの代表例として、コーセーがアジアやヨーロッパで展開する新シリーズ「雪肌精BLUE」のVI・BIの策定やブランディングが挙げられる。「雪肌精BLUE」は2024年秋から海外市場に投入、日本でも一部店舗での先行販売を経て2025年5月から全国発売された。藤井さんを中心に競合コンペを勝ち抜いた案件で、プロダクトが主役となる訴求にこだわった。

「ビジュアルコンセプトは“モーニングムーン”。キービジュアルやムービーなどには月のイメージを採り入れています。そこに自分との対話やブランドの持つ静寂さ、自然治癒力を引き出す和漢植物由来成分のイメージを掛け合わせてビジュアルに落とし込みました。タングルとしては久々に美容分野の案件を担当したのですが、プレゼンで提案したデザインのストーリーを気に入っていただき、それをベースにブラッシュアップを重ねていきました」(藤井さん)。

さらに各国へのローカライズを前提としたメッセージやグラフィック表現を複数開発するなど、言語や文化の壁を乗り越えるグローバル戦略に寄与している。

コーセー「雪肌精BLUE」グローバル向けキービジュアル。

「雪肌精BLUE」ブランドムービー(90秒)。

「雪肌精BLUE」が提唱する、美しい肌を構成する3つの要素「気彩水」のキービジュアル。

日本では5月16日の発売にあたり、4月から5月にかけて東京メトロの中づり広告を展開。

アジア向けのキービジュアル。

Maison KOSÉ銀座での「雪肌精BLUE」店頭展開。

海外向け配信の素材などを迅速に制作

タングルでは近年、スポーツ関係のプロジェクトも増えてきた。2025年1月からは、Jリーグの海外向け発信のクリエイティブ制作を19カ月間にわたり担当している。

具体的には、Jリーグが運営している公式YouTube海外アカウントのライブ配信用サムネイルなどを制作。試合が終わった後すぐに写真をセレクトし素材を制作するスピード感が重要であり、試合結果の鮮度を落とすことなく海外へ配信していく。これにより、世界的なJリーグのブランド価値向上や訪日観光客の集客などに繋げている。

本件を担当する中心メンバーは森本さん。グループ会社からタングルに転籍したばかりだ。美術大学出身というキャリアを活かして、デザイナーとして即戦力で活躍している。

「150試合分のサムネイルを制作し、試合ごとに異なるクリエイティブの出し分けもしています。試合直後の迅速な対応が求められるとともに、戦況や選手のコンディションを汲み取って、直感的に盛り上がりなどがわかるように表現する部分にアイデアが求められます。海外に発信するデザインに関わるというのはなかなかできない経験ですし、グループ内で転籍したばかりですぐに大きな案件を任せてもらえたのもタングルの自由な環境ならではだと思います」(森本さん)。

若手が活躍、枠にとらわれない提案も

さらにタングルでは2023年末からJ2所属のプロサッカーチーム「水戸ホーリーホック」のブランディングを手がけたことをきっかけに、他のJリーグクラブからの相談が増えていった。最近では、ともにJ3に所属する「AC長野パルセイロ」と「ギラヴァンツ北九州」の周年記念の企画制作も担当している。

「AC長野パルセイロ」は2025年に男子チームが35周年、女子チームが25周年を迎えている。節目のシーズンにあたり、男女両チーム合わせた盛り上がりをつくりたいと長野市から相談が持ちかけられた。案件を担当した片田さんはメンバーとともにチームのホームタウンとなる16市町村を全て訪問。ポスターなどに使用するビジュアルを撮影しつつ、市町村に合わせたそれぞれのコピーとビジュアルの企画制作に取り組んだ。

一方、「ギラヴァンツ北九州」では2025年にJリーグ参入15周年を迎えたことから、記念のクリエイティブを制作した。「クラブが地域をいかに盛り上げ、地域の人々にいかに応援してもらえるかという関係性を重視しているので、地域に根ざし、街の誇りとなるようなストーリーづくりを大切にしています」(片田さん)。

日本プロサッカーリーグ/Jリーグ海外向けコミュニケーション。J.LEAGUE International2025年ニューイヤービジュアル、THE国立DAYビジュアル、横浜F・マリノスvs横浜FC神奈川ダービービジュアル。

AC長野パルセイロトップチーム35周年、レディースチーム25周年を記念した「3525周年プロジェクト」。キービジュアル、JR長野駅で掲出したホームタウン16市町村連動企画ポスター、同タイミングでJR長野駅にて掲出した大型つりターポリン。

3525周年プロジェクト」ムービー(60秒・30秒・15秒)。

ギラヴァンツ北九州Jリーグ参入15周年を記念した、レジェンド選手起用のメインビジュアル。クラブマスコットのギランくんを起用したサブビジュアル。レジェンドマッチメインビジュアル。周年記念ムービー(30秒・15秒)

片田さん自身は2022年、映画のPRを経てタングルに入社した。「前職でも映画に関するプレスリリースなどを書いていましたが、今はコピーライティング以外の文章にも関わる仕事やクライアントとのコミュニケーションなども任されていて、視野が広がりました。少人数のチームだからこその成長スピードの速さを体感しています」(片田さん)。

タングルの組織はフラットで、若手のうちから裁量のある仕事に取り組むことができる。今回紹介した美容やスポーツ以外の案件にも積極的に取り組んでいる。「私たちクリエイターに期待される役割は、従来の表現やものづくりとしてのクリエイティブだけではなく、その先のビジネスに貢献できる絵を描けること。社内外問わずさまざまな価値観やバックグラウンドを持ったメンバーとチーム編成を行うことで、国内のみにとどまらずスピードが求められる多様化の時代にも、組織と個の強みを活かして対応していきたいですね」(南雲さん)。

南雲武彦(なぐも・たけひこ)
取締役/クリエイティブディレクター。コピーライターとしてキャリアをスタートし、ビューティー、メーカー、鉄道・航空会社、省庁、商業施設、採用プロモーションなど幅広く携わる。原宿サン・アドを経てタングルに参画。現在は従来のクリエイティブの枠を超え、グループ会社とも連携し組織と個人の強みを活かして多様化する時代に対応している。好きな作家は安部公房。

藤井賢吾(ふじい・けんご)
アートディレクター。WPPグループにてデザイナーとしてキャリアをスタートし、グローバルブランドの広告・ブランディングに従事。その後、原宿サン・アドにてナショナルクライアントの案件を多数手がける。現在は国内外のブランドに対しローカルの魅力を世界へ、世界の価値をローカルへと翻訳するようなクリエイティブを提供している。愛飲はJALのビーフコンソメスープ。

片田早紀(かただ・さき)
コピーライター。映画のPR業務を経て2022年に入社。現在はコピーライターとして、過去の経験を活かし人の心を動かす言葉づくり、コミュニケーション構築を目指して日々奮闘中。趣味はF1観戦。

森本紗巳(もりもと・さき)
デザイナー。女子美中高・女子美術大学ヴィジュアルデザイン専攻卒。インフルエンサーマーケの現場を経て、2025年1月タングル入社。媒体にとらわれない最適なクリエイティブ表現を追求。画材はアクリルガッシュ派。



    お問い合わせ

    株式会社タングル

    電話番号:03-6380-0848
    メールアドレス:info@tctangle.co.jp
    URL:https://www.tctangle.co.jp