作品を愛する人々の力で海を渡った熱風

ジブリの立体造型物展

80を超える国や地域で公開された映画『君たちはどう生きるか』をはじめ世界中で愛されるスタジオジブリ作品。しかし、知名度が低かった頃は映画の公開も簡単ではなかった。その時代を支えたのは、それぞれの国や地域で作品を愛し、長い時間をかけて届けようと動いた人々だった。

本展では、北米や欧州、中国をはじめとするアジア各地でどのように作品が届けられたかを辿りながら、数々の映画における名場面の立体造型物を展示。また、特撮界の第一人者である伊原弘が中心となり『紅の豚』に登場する「飛行艇サボイアS-21」を木製のアート作品で表現する。

さらに、宮﨑駿監督がかつて三鷹の森ジブリ美術館の企画展示用に制作した短編アニメーション映画『空想の空とぶ機械達』も特別上映される。