
Henri Matisse, Nu assis dans un fauteuil, une jambe repliée, 1922
提供:Bridgeman Images/ アフロ
京都市立芸術大学の2回生の頃、初めてクロッキーで裸婦のモデルを描く機会がありました。「デッサンは何回も線を重ねたり消したりしながらじっくり描くもので、クロッキーは好きな画材で素早く線を決めて短時間で描くもの」。当時の私はそんなふうに解釈し、鉛筆でクロッキーをしてみましたが、思った通りに描けませんでした。なんだかとても悔しくて、それ以降、クロッキー帳を持ち歩く日々が始まりました。
裸婦のモデルを描く授業はもちろん、通学途中の電車に乗っているときや...