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名作動画70本に学ぶブランドムービー変遷史2023

23人のクリエイターが国内外から厳選名作Web動画集17~23

タクティー/jms
「連続10秒ドラマ『愛の停止線』」
(2018年)

「Webムービー≒長尺」と思われていた中で、6秒でもなく、15秒でもなく、10秒シリーズという新しいフォーマットをつくり出した名作。尺が自由というWebの常識の逆をいき、あえて制約を設けていたことが、当時とても斬新に感じられました。一話一話がどれも面白く、憧れの仕事です。

リブセンス/マッハバイト
「マッハボーナス」篇
(2017年)

「6秒動画≒強制視聴のストレートトーク」という、それまでの定石を裏切り、6秒でもエンタメできることを証明してみせた名作。新しいメディアや枠にこそ、新しいチャレンジの可能性が眠っているのだとワクワクしました。以降の短尺シリーズものに、影響を与えた気がします。

電通
コピーライター/CMプランナー
早坂尚樹


長崎県南島原市
「夢」
(2017年)

時代にサーフライドした“傑作”とは、少し違う。見た人に、描いたものの魅力がインセプションされ、長く脳裏に残り、忘れられない。そこまでいったら“名作”。と、定義すると、野上鉄晃監督による『夢』は、僕にとってそんな作品だ。長崎県南島原市を舞台にした約8分の物語。僕自身の作品で参加した映画祭で見て衝撃を受けた1本。こんなに豊かな物語が、この尺で成立している。そしてきちんと、ここに行ってみたいと思える。佐藤雅彦さんの言葉を借りれば、南島原市という商品に、物語によって「見えない衣」がかかっている。すごい。

電通
クリエーティブXディレクター
洞内広樹


GEICO
「Unskippable:Family」
(2015年)

広告なんて、誰も見たくない。いち早くスキップしたい。と今誰もが思っていることを、2015年の時点ですでに向き合って解決しているところがエグいです。また、この2015年はWebのバズムービー隆盛期とも言える年で、広告制作者がこぞって長尺ものを考えていました。そこにこの冷静な生活者視点、広告業界への示唆、未来への予見。いろいろ詰まっていてやっぱりエグいですね。

キリン/プラズマ乳酸菌
「SPECIAL STUDENT」
(2016年)

2015年から続く長尺バズムービーブームに新しい一手を打った本作。...

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ブランデッド・エンターテインメントから、ショート動画、縦型動画まで。枠や尺にとらわれない、自由度の高い企業・ブランドによるWeb動画のフォーマットや表現は年々進化を遂げています。今回の特集では、2000年代以降に登場した国内外の"名作"と呼ばれるブランドムービーの数々をクリエイターが解説。新たな手法を開拓した映画のような動画はもちろん、あえて"つくり込まない"テイストの映像まで多数登場します。表現が多様になる一方、常に原点にあるのは「企業・ブランドの課題解決につながるか」。ブレーン発のオンライン動画コンテスト「BOVA」も11年目を迎え作品募集が始まる中、ブランドムービーの役割について改めて考えていきます。