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事業成長に貢献するスタートアップ企業のクリエイティブ活用

企業の成長に合わせデザイン組織も変化する

ネットショップ作成サービスBASE。2012年に設立され、2019年10月に東京証券取引所マザーズに上場。2021年5月時点のネットショップ開設数は150万ショップを突破している。急成長を遂げるBASEのデザインチームがどのように変化してきたのか聞いた。

実装からコミュニケーションへ

BASEは、代表取締役CEO 鶴岡裕太さんが「ネットショップをやりたい」と話す自身の母親の一言をきっかけにサービスを開発したことが始まりだ。当初のコンセプトは「鶴岡のお母さんも使えるサービス」。シンプルなUIで誰でも簡単にネットショップがつくれることを目指していた。サービスが軌道に乗るまでは週1回の「UI/UX会」と呼ばれるデザイナーの会議に鶴岡さんも出席し、UIの改善を続けてきた。

BASEの2人目のデザイナーで、現在Brand Management Division Design マネージャーを務めるのが、早川宗亮さんだ。当初は、フロントエンドデザイナーという肩書で入社し、UI/UXだけでなく、HTML、CSS、JSなどフロントの構築も担当していた。「スピード重視でユーザーが求めている機能をいかに早く提供できるかということが大事な時期でした。コンセプトを軸に新たな機能を追加し、システムをブラッシュアップする。デザイナーもコードを書き、フロントエンドの実装まで担当していました。デザインチームができたのは、人数が4、5人まで増えた2017年のことです」。

デザインチーム設立後、ひとり目のデザイナーとして入社したのが、Owners Product Division デザインリード 北村直巳さん。「当時は、どのメンバーもデザインはもちろん実装までできてすごいなあと感じていました。まだ会社自体の規模も小さかったので、そういう人が重宝されていたんですね。でも次第に専門性が求められ、デザインとフロントエンドで分業することが増えてきました」と話す。

そして、2018年2月に入社したOwners Product Division Designマネージャー 小山千紘さんは、これまでの体制の変化について次のように話す。

「私が入社した当時には、実装はエンジニアに任せられるようになってきていました。その頃立ち上がったのが、『次世代管理画面プロジェクト』。サービスを長く使ってもらうための、リニューアルに向けて動き出したんです。そのプロジェクトを機に、一貫性を持ったUI/UXにすべく、チームでガイドラインの策定を開始した。ユーザー体験の...

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事業成長に貢献するスタートアップ企業のクリエイティブ活用

スタートアップ、ベンチャー企業にクリエイティブ投資が必要だ、という議論が始まって久しい。新たなフィールドとしてこれらの事業会社に軸足を移し、チャレンジを始めているクリエイターも増えてきました。いわゆるCCO(チーフクリエイティブオフィサー)、CDO(チーフデザインオフィサー)といった役職を置くなど、組織体制を変革する企業も見受けられます。ではクリエイターやデザイナーは事業成長のために、どのような価値創出が期待されているのでしょうか。広告業界の知見を活かしたブランディング事例、あるいはインハウスでデザイン人材を必要とするケースなどから、経営者や現場のクリエイターの声に迫ります。