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制作環境の変化で拡大するキャラクター活用

「灯そう。」を体現したコールマン初のブランドキャラクター

コールマン ジャパンは8月7日、ブランド初のキャラクター「ザ・コールマンズ」を公開した。日本オリジナルで、登場人物は皆デジタルゾンビ。舞台は「大気汚染が広がるゾンビタウン」だ。大自然で用いるアウトドア製品を展開するコールマンと、一見相反するイメージの「ゾンビ」。そのわけを聞いた。

キャラクターを起点にキャンプ市場の拡大を目指す

コールマン ジャパン初のキャラクター、デジタルゾンビファミリーの「コールマン一家」が登場したのは、8月7日に公開されたWeb動画 ザ・コールマンズ「ヨミガエレ!家族の絆」篇だ。

──美しい自然が減少し大気汚染が広がる20XX年。暗い世界でコールマン一家はデジタル中心の生活を送っていた。お母さんの「バーニー」はスマホで“自撮り”をし、お父さんの「ベルトン」とお兄ちゃんの「タフィー」は食事中もスマホやタブレットを手放さない。キャンプが好きな弟の「ラントン」は、汚染された空気で病気になり外出禁止に。家族との会話も減り、いつしか塞ぎ込んでしまっていた。そんなラントンを元気づけるために、一家はキャンプに出かけることを決心する。さまざまな障害を乗り越え自然豊かなキャンプ場を目指す家族。その関係性には変化の兆しが見え始め──。

一家の物語を通じて、家族の絆と自然の大切さを描いた。コールマンは2021年に創立120年目を迎える。節目の年に掲げたテーマ「灯そう、人と地球にやさしい未来を」を体現するアニメーションをつくり上げた。

この企画が始まったのは昨年10月のことだ。コールマン ジャパンのマーケティング本部 マーケティングディレクター 根本昌幸さんは「『灯そう。』のメッセージを軸に、キャンプに興味を持つ人が増え、結果的にキャンプ市場を広げていけるようなコミュニケーションを展開したいと考えていました」と話す。

依頼を受けたジオメトリー・オグルヴィ・ジャパンのアソシエイト クリエイティブディレクター 鈴木大栄さんは、「幅広い層にアプローチし、興味を持ってもらうためにアニメーションの手法を選びました。時代の空気感を描いても生々し過ぎず、心地よく見ていただけるのでは、と考えたんです。そこで提案したのが『デジタルゾンビ』です」と説明する。

「プレゼンで最初にゾンビの案をいただいた時はさすがに驚きました(笑)。でも...

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制作環境の変化で拡大するキャラクター活用

広告業界でリモートワークが浸透し、この半年で制作環境が一気に変わりつつある。特にひとつの手段として広がっているのが、キャラクターやアニメーションを使ったコミュニケーション。いずれも既に受け手とのあいだに構築されたエンゲージメント資産を活かせるのが、キャラクター活用のメリットともいえる。おなじみの企業・商品のキャラクター活用事例はもちろん、外部の人気キャラクターを起用した新たな事例なども交えながら、「ニューノーマル」の課題解決にもつながる表現方法を探る。