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カンヌライオンズ2019 グランプリ作品これで早わかり PART3

公開日:2019年8月04日

各部門でのグランプリ有力候補だったNIKE「DREAM CRAZY」を押さえて、BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」が三冠に輝いた今年のカンヌライオンズ。社会課題への取り組みがより顕著になっているが、従来のように問題提起にとどまらず、それを実行に移す企業が高く評価される結果となった。

サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ(SDG)部門
Grand Prix

広告に使用される動物を保全する基金プログラム

    オーストラリア
    MARS AUSTRALIA「THE LION'S SHARE」
    (CLEMENGER BBDO MELBOURNE+FINCH, Melbourne)



広告の約20%に動物は使用されているが、動物はその恩恵を得ていない。そこで設けたのが、動物の画像を広告に使用した企業はメディア費の0.5%を保護基金として寄付するというプログラムだ。既に約12億円の寄付が集まり、乱獲からの保護や絶滅危惧種や野生動物生息地の保全などの活動に使用されている。

ソーシャル&インフルエンサー部門
Grand Prix

人気ゲーム"Fortnite"で冷凍庫を破壊し、冷凍肉不使用を伝えるキャンペーン

    アメリカ
    WENDY'S「KEEPING FORTNITE FRESH」
    (VMLY&R, Kansas City)



ハンバーガーチェーンWendy’sが、同社のキャラクターで人気ゲーム「Fortnite」に参戦。ハンバーガーチームとピザチームでの対戦では、ピザチームの一員として参加し、ゲーム内のハンバーガー店の冷凍庫を9時間破壊し続け、同社の冷凍肉不使用を伝えた。この様子は話題になり、SNSでも拡散された …

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この記事が含まれる特集

時代の先を行く企業に学ぶ 世界のクリエイティブ

世界最大級の広告祭であるカンヌライオンズは、2018年に会期や部門などを大きく刷新。今年も新たに2部門が設けられるなど、広告界の動きに合わせて変化し続けている。エントリーされる作品は、いずれも大きな成果をあげたブランドキャンペーンや最先端の手法で制作されたクリエイティブなど。そこには、新たな切り口やアイデアを見ることができる。近年は社会課題が大きなトレンドになっているが、いまも変わらずカンヌライオンズは、広告界にとっての新しいケーススタディが溢れる場であることは間違いない。

その現場に行かずとも、受賞およびエントリー作品や審査員が何を語ったかを知ることは、これからの広告を考える上での大きなヒントになるはずだ。本特集では今年のカンヌライオンズの受賞作品を振り返るともに、参加者や審査員による作品・セミナーの分析と解説を紹介する。