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産地らしさの追求で伝統工芸を発信

公開日:2017年10月24日

クールジャパンで注目されている日本の伝統工芸品。世界に誇れる技術の発展には、産地のアイデンティティの確立が欠かせない。

伝統工芸品が所狭しと並ぶ店内。

工芸品は古くは貴族の需要から生まれ、江戸時代の殖産興業政策の流れで各地に育った地場産業である。

「くらしの工芸や柳宗悦の民藝運動の評価などとともに、広く知られてきました。江戸時代末期、パリ万国博覧会に日本から出展した際に好評を得て、明治期に輸出産業としても発展しました。しかし、現地への迎合傾向が強くなり、日本国内では評価が下がりました」(秋葉常務理事)。

日本の近代工業化に貢献

「石油ショックを契機に、大量消費、使い捨て文化の対極にある伝統的工芸品が見直されます。それに伴い、1974年に『伝統的工芸品産業の振興に関する法律』(伝産法)が生まれました」(前同)。

伝産法に基づいた販路拡大支援事業の一つが、伝統工芸青山スクエアだ。

「1979年に南青山三丁目にオープンした全国伝統的工芸品センターが前身です ...

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