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平野甲賀と晶文社展、菊地敦己、服部一成、葛西薫の三人の装丁展ほか

公開日:2017年9月07日

30年にわたって手がけた600冊の装丁

平野甲賀と晶文社展

1964年から1992年にわたりおよそ30年間、晶文社の本の装丁を一手に担ってきた平野甲賀の展覧会が、9月4日から京都dddギャラリーで開催される。

一人のデザイナーが一社の装丁を全て手がけるのは稀有なこと。晶文社のスタイルを作り上げた平野の仕事は他社にも広がり、独特の「描き文字」、躍動するデザインによる装丁は現在までに7000冊に及ぶ。

本展では、晶文社の装丁本を中心に約600冊展示。また台湾台中市での展覧作品の描き文字と、舞台やコンサートのちらしやポスターを手直しし、作品上のメモまで書きつけ和紙に刷り出した作品、およそ80点も展示される。

一文字シリーズ「装丁」 2017年

装丁 『小野二郎著作集』 1986年

装丁 雑誌『宝島(Wonder land)』より 1972-1974年

平野甲賀と晶文社展

9月4日~10月24日 京都ddd ギャラリー
平日:11時~19時 土曜:11時~18時
休館:日曜・祝日(10月1日は11時~18時まで特別開館)
入場無料
◆お問い合わせ→ 075-871-1480 京都ddd ギャラリー

絵と言葉の想像力=創造力をめぐる展示

「絵と言葉のまじわりが物語のはじまり~絵本原画からそうぞうの森へ~」

美術館と図書館の複合施設である群馬県太田市美術館・図書館が、本と美術の多様なかかわりをテーマとして継続的に実施する「本と美術の展覧会」。その第1弾となる「絵と言葉のまじわりが物語のはじまり~絵本原画からそうぞうの森へ~」が、10月22日まで開催中だ。

本展では、絵本・児童書を重点的に収集している同館が、絵本原画を出発点に、絵と言葉の想像力=創造力をめぐる。現代日本を代表する4名の作家による絵本原画全点の展示、小説家・長嶋有と画家・福永信、画家・順永有のコラボレーション作品、画家・大小島真木による本展のための新作壁画の発表などが行われる。

絵と言葉、作家と画家がまじり合うことで新しい物語が創造され、その豊かな想像力のざわめきを間近に触れることができる。

絵・文:荒井良二『えほんのこども』講談社

大小島真木《46億年の記憶》(部分)、2017年、約6,000mm、作家蔵

絵:酒井駒子、文:中脇初枝『こりゃ まてまて』福音館書店

本と美術の展覧会vol.1 「絵と言葉のまじわりが物語のはじまり~絵本原画からそうぞうの森へ~」

開催中、10月22日まで。太田市美術館・図書館 展示室1・2・3・スロープ他
10時~18時(入場は30分前まで)
休館:月曜(9月18日と10月9日は祝日のため開館、翌日火曜日休館)
観覧料:一般500円、学生および65歳以上400円、中学生以下無料
◆お問い合わせ→ 0276-55-3036 太田市美術館・図書館

日常を豊かにする日本とデンマークのデザイン

日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念展 日々の生活 – 気づきのしるし

日本、デンマークで日常的に使われているデザイン製品を中心に展示し、そのデザインの可能性を考察する「日々の生活– 気づきのしるし」が、11月5日まで金沢21世紀美術館で開催中だ。

デンマークは、建築、家具、生活用品をはじめ、福祉、教育、交通網など、国のグランド・デザインも含めた優れたモデルを構築し、屈指のデザイン大国として世界の人々から強い関心を集めている。一方、日本は固有の文化・思想に基づき、時代の象徴となるデザインを創造し、小型でシンプルな形を可能とする技術力、素材の特徴を最大限に引き出す伝統の技とその継承によって、デザインの分野でも独自の価値を提案し続けている。

本展は、両国のキュレーターが企画。日本とデンマークのデザイナー、建築家、アーティストによる、日常を豊かにする気づきの「現れ」をキーワードと共に紹介する。また会期中にはさまざまなレクチャーも開催され、展示されたデザインについてより深く知ることができる ...

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